『出世景清』で浄瑠璃に新风を吹き込み『曾根崎心中』で世话物のジャンルを创始した近松门左卫门。歌舞伎狂言も手がけた、この日本最大の戯曲作家が书いた円熟期の世话浄瑠璃四篇『曾根崎心中』『鑓の権三重帷子』『心中天网岛』『女杀油地狱』を、长篇ロマンの名手里中満智子が情念豊かに描く。平成九年度文化庁メディア芸术祭マンガ部门大赏受赏。
里中 満智子(サトナカ マチコ)
1948年、大阪市に生まれる。1964年『ピアの肖像』により第一回讲谈社新人まんが赏を受赏し、十六歳でデビュー。翌年単身上京、漫画家生活に専念する。74年『あした辉く』『姫がいく!』により第五回讲谈社出版文化赏児童まんが部门赏、82年『狩人の星座』により第六回讲谈社漫画赏を受赏。独白、ナレーションを多用した心理描写によって女性像を浮かび上がらせる作风で、テレビ番组、シンポジウムにパネリストとして参加することも多い
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